流転
F30号 顔料、紙 1985年 多摩信用金庫蔵
田中 明徳(1949-)
作者は武蔵野美術大学で日本画を学び、院展で奥村土牛に師事しながら出品を重ねた。1985 年に開催された多摩総合展で大賞を受賞した《流転》は、八丈島で目にした朽ちた流木と廃船がモチーフになっている。スケッチから構想を練るのに半年以上をかけ、描き上げてからも少しずつ筆を入れ直しようやく完成にいたったという。長い年月をかけて波にもまれ、風雨にさらされて、浜辺に打ち上げられた流木に、作者は人の一生や生命の移り変わりを見出したのかもしれない。
流転
F30号 顔料、紙 1985年 多摩信用金庫蔵
田中 明徳(1949-)
作者は武蔵野美術大学で日本画を学び、院展で奥村土牛に師事しながら出品を重ねた。1985 年に開催された多摩総合展で大賞を受賞した《流転》は、八丈島で目にした朽ちた流木と廃船がモチーフになっている。スケッチから構想を練るのに半年以上をかけ、描き上げてからも少しずつ筆を入れ直しようやく完成にいたったという。長い年月をかけて波にもまれ、風雨にさらされて、浜辺に打ち上げられた流木に、作者は人の一生や生命の移り変わりを見出したのかもしれない。