望郷
祁答院 慶昭(1929-2015)
多摩美術大学卒業後、佐藤多持らが 1957 年に結成した美術グループ「知求会」に第 3 回展から参加し、以後中心メンバーとして、同会で発表を続けた。「具象という形態で、シュールの手法を借りて人間の業を描いてみたい」という作者の言葉通り、卓越した描写力でモチーフひとつひとつを写実的に描きながらも、その組み合わせはシュールレアリスム(超現実)的な非現実性を表し、結果的に見る者は幻想世界の中に取り込まれていく。
望郷
F40号 油彩、キャンバス 1972年 たましん地域文化財団蔵
祁答院 慶昭(1929-2015)
多摩美術大学卒業後、佐藤多持らが 1957 年に結成した美術グループ「知求会」に第 3 回展から参加し、以後中心メンバーとして、同会で発表を続けた。「具象という形態で、シュールの手法を借りて人間の業を描いてみたい」という作者の言葉通り、卓越した描写力でモチーフひとつひとつを写実的に描きながらも、その組み合わせはシュールレアリスム(超現実)的な非現実性を表し、結果的に見る者は幻想世界の中に取り込まれていく。