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小さな広場のある村
M10号 油彩、キャンバス 立川市蔵

阪倉 みさ子(1922-)

武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)を卒業した後、創元会会員に推挙された作者は、1967 ~ 1968 年および 1977 年、1982 ~ 1985 年と、幾度も渡欧しており、1977 年にはパリの歴史あるサロン・ドートンヌで入選を果たした。その入選と同じ年に描いた《緑蔭の花売り》 は、パリの街角の花屋を舞台に、陽光にあたり一層鮮やかに輝く色とりどりの花が描かれ、作者が現地で抱いた好奇心や華やぐ気持ちがそのまま伝わってくるかのようである。