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希望の起源
F50号 油彩、キャンバス 1997年 立川市蔵

峰尾 幸仁(1959-)

初期の《夢現》から作者が一貫して描き続けているのが、澄んだ空、打ち寄せる波、そして大きなシャボン玉である。きらめく球体にうつるのは、作者の心をとらえた美しい情景であり、大切な誰かだろう。高い描写技術に基づく表現はどこまでも写実的・現実的であるが、シャボン玉の虹色の光沢が刻一刻と色合いを変えるように、様々なモチーフがシャボン玉の周囲に現れる様は、まるで夢の世界にいるかのように見る者の心を浮き立たせる。《希望の起源》は、1997 年の立川市絵画展で第二席を受賞し、立川市に収蔵された作品。